絵・間瀬健治

小説『新・人間革命』第24巻「灯台」の章

人間が生きるには、人との協調や気遣い、また、助け合いが不可欠である。その心を育むには、人間をどうとらえるかという哲学が必要である。まさに、それを教えているのが仏法である。仏法の基本には、「縁起」という教説がある。「縁りて起こる」と読み、一切の現象は、さまざまな原因と条件が相互に関連して生ずるという考え方である。つまり、物事は、たった一つだけで成立するのではなく、互いに依存し、影響して成り立っているのである。