絵・間瀬健治

「桜梅桃李」-自分らしく輝こう!

「桜梅桃李」-自分らしく輝こう!

2019年2月20日創価新報

テーマ不安と向き合う

現実の生活はさまざまな困難や辛労との戦いである。不安や心配も絶えない。しかし、仏法の眼で捉えば、必ず深い意味がる。一つ一つ、永遠に幸福になるための信心の試練である。「大難」即「成仏」ー-。絶対に変毒為薬できるのだ。一切を幸福へと転じゆく強盛な信心で、ご一家の福徳の大境涯を開いていただきたい。

今、若者を取り巻く世情は大変に厳しい。自信をもてずに悩んでいる友が、かわいそうでならない。その中で、永遠なる妙法を持ち、自他共の幸福の道を開かんと誠実に生き抜く青年部の諸君は、どれほど尊い、同世代の希望の光源になることか。自行化他にわたって妙法弘通に生きる青春が、生命に不滅の勝利の力を現し、無量の福徳を積むことは、絶対に間違いないのだ。

人間は、うんと悩みながらも、「生き生きと」いきられるのです。苦労の連続であっても、張り切って、今なすべきことに全力で取り組み、自分でなければできない、価値を創造していけるのです。ゲーテは言います。「快活さとまっすぐな心があれば 最終的にはうまくゆく」いわんや、皆さんは妙法という最高の「絶対勝利の信仰」を持つことができた。快活に生きることだ。真っすぐに生きることだ。青年ならば!

若いのだから、失敗を恐れず、へこられないで進もう!桜梅桃李、自分らしく輝けばいい。あせる必要はない。必ず咲く時が来る。声高らかに題目をあげ、自らの使命の花を咲かせていくのです。(中略)広宣流布のために勝ち超えられない苦難はない。全ての苦難は、必ず功徳と栄光に変わります。私は毎日、全同志の幸福を祈り、一切を見守っている。安心して、誇り高く、使命の舞台に躍り出てもらいたい。どこに行っても、信念と朗らかさを持って、張り切って戦い進んでくれたまえ!

人は、さまざまな宿命をもっています。何があるかわからない人生です。また、どんなに裕福に見える人であっても、老、病、死という問題は解決できず、心には、不安や悩みをかかえています。私たちは、あらゆる人びとに、揺るぎない、絶対的幸福境涯を確立する道を教えて、社会、国家、人類の宿命を転換していくという、誰人もなしえなかった未聞の聖業にいそしんでいるんです。そう思えば、苦労はあって当然ではないですか。迷いは人を臆病にします。心を定めることです。その時に、無限の勇気と無限の力が湧きます。

組織のこと、仕事のこと、人間関係のことーー当然、悩みや、行き詰まりなあるであろう。その時こそ、「貫け!」。前進を貫いて、自分を勝利させる以外に道はない。(中略)何かに「縛られている」ように感じる時。すべてが受け身になっている時。何となく迷いが感じられる時。その時こそ、受け身の一念を逆転させて、「さあ、この道を貫こう!」「きょうの使命を貫こう!」。こう決めていく時に、その一念のなかに、真実の「春」が到来する。花が咲いていく。