自分も他者も共に幸福に!
2018年8月15日創価新報
テーマ平和の心
『随筆 永遠なれ創価の大城』
一人の声に耳を傾け、一人の友を励まし、一対一の対話を広げる。この最も地道な菩薩道こそ、新たな潮流を起こす第一歩だ。 我らの人間革命の前進が、戦争と決別し、生命尊厳の世紀を開く確かな光明だ。この大情熱で、「地涌の陣列」即「平和の陣列」を幾重にも拡大していこうではないか!
聖教新聞2013年 8月9日付、「御書と共に 名誉会長が指針を贈るⅡ」
平和は民衆の悲願、人類の宿願である。 「立正安国」の対話は、同じ人間として、この平和への願いを分かち合うことから出発する。ゆえに、いかなる差異もこえて、必ず理解と共感を広げることができるのだ。 平和こそ創価学会の魂だ。創立の父は平和の信念に命を捧げられた。我らも生命の尊厳の哲学を語り、平和の連帯を結んでいこう!
聖教新聞2015年 6月23日付、「青年不戦サミット」へのメッセージ
戦争の悲願を、誰にも味わせてはならないーーこの沖縄と広島と長崎で受け継がれてきた平和への痛切なる決意、そして牧口先生、戸田先生の大精神を、青年部の皆さんが”希望の当体”となって、21世紀の世界で大きく実らせゆくことを、私はどこまでも信じてやみません。 世界の平和も、「一人」が勇気を奮い起こし、目の前の「一人」のために心を尽くすことから始まる。そして、その行動の連帯が、やがて人々の心を「一つ」につなげていくーー。
「第2総東京代表協議会」でのスピーチ。『池田大作全集』第98巻所収
戸田先生は私に、こう教えて下さった。 「これからは対話の時代になる。きみもこれから、一流の人間とどんどん会っていくことだ。”人と語る”ということは、”人格をかけて戦う”ということであり、それがあってこそ、真の信頼を結び会えるんだよ」 全人類をかけてぶつかれば、何かが生まれる。歴史が動く。深い友情が結ばれたる。人間を結び、平和の道を開く対話を、私たちは、さらに広げていきたい。
小説『新・人間革命』第30巻「大山」の章
平和、文化の魂は宗教であり、その潮流の力は、国家を超えた人間の力であります。古来、文化と宗教が生命であった。平和もまた、人間の心の砦の中に築いていくしかない。一つの基盤が整った時は、恒久的な文化、平和へと歴史の流れを私どもの力でつくっていくしかないのであります。
「随筆 人間世紀の光」、『池田大作全集』第136巻所収
「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を禱らん者か」 自分一人だけの幸福など、あり得ない。自分も他者も、共に幸福に!まず社会の安穏を!世界の平和を!そのために、何よりもまず一人ひとりの内面に、崩れざる「正義」の柱を打ち立てるのだ!そのために、勇気の対話だ。忍耐の対話だ。破邪顕正の言論戦だ。これが、正しい人間の理想の道ではないか。