御本尊を信じて祈り抜く
大聖人は「祈り」のあり方と「功徳」の現れ方について、次の四つをあげています。
顕祈顕応(けんきけんのう)
何かに直面したとき、真剣に祈り、それに応じて直ちに解決の方途が開かれ、願いか叶うこと。
顕祈冥応(けんきみょうおう)
祈りに応じて具体的な結果が直ち現れなくても、その功徳は生命に着々と積み重ねられていくことです。
冥祈冥応(みょうきみょうおう)
弛まざる唱題の功徳によって、自然のうちに生命が浄化され、豊かになり、所願満足の道へ入っていくこと。
冥祈顕祈(みょうきけんおう)
常日頃の唱題の功徳が、いざという時、具体的に事実として厳然と現れること。
大聖人は、こうした四つの功徳の現れ方を示され上で、「肝要は此の経の信心を致し給い候はば現当の所願満足有る可く候」と断言されています。
たとえ一時は不本意な結果が出たとしても、御本尊信じて祈り抜いた行くならば、必ず所願満足の人生を切り開いていけることは、御請訓に照らして間違いありません。